2017年1月29日(日)は、図書企画 絵本ワークショップ「まるまるてん」を開催しました。
「まる」がテーマの絵本を読んで、大きな紙に一緒にスタンプで「まる」をつくって、あそびましたよ。
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子どもたちに「まる」のカタチを手でつくってもらったら、
両手をつかって大きい「まる」、卵みたいな立体の「まる」、点のような小さい「まる」、少しづつカタチのちがう「まる」ができたよ。
「まる」といっても、大きさ、かたち。 みんなちがって、それぞれ個性があって、おもしろいね。
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「まる」がテーマの絵本をよんだら、絵本のなかでの動きまわる「まる」を、さわりたくてツンツンしちゃう子、続出。
おいしそうな「まる」、カラフルな「まる」を読んだよ。 音がする「まる」は、なんだか泡みたいな「まる」なんだね。
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絵本を読むだけじゃなく、実際に「まる(卓球ボール)」を見て、さわって、あつめて遊んだら、子どもたちも興味津々。
触った感じを「ぱいんぱいん」「ころころろ」と、言葉にして教えてくれる子もいたよ。
「まる」を触っていたら、カゴに大量に入っている卓球ボールを発見!ある子が「もっと沢山「まる(卓球ボール)」ほしいなぁ」と言ったことから、急遽「まるボール拾い」の遊びが生まれました。
子どもたちも、ころころ転がって、はねる卓球ボールを追いかけて必死です!カタチが丸いと、何個も持ちにくいボール。
子ども達は、どうにか服のポケットや裾を駆使して拾っていき、なかにはアゴを使ってボールを押さえながら、大量にあつめてくれる子もいました。
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いざ!まるで遊んでみよう。大きな紙をつかって、まるをポンポンおしていきます。
まるのカタチだけで「何にみえるでしょう」クイズ。子どもたち、意外とすぐ分かっちゃうんですね。すごい。
それよりも、私もはやく押したーい!と、やってみたくてウズウズしちゃうんだね。
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手のカタチを鉛筆でなぞって、カラフルな「まる」で埋め尽くしてみたり。
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家族の誕生日の数字を、それぞれ「まる」でカタチをつくってみたり。
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親子でおしゃべりしながら、なかよく「まる」をおしてみたり。
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とにかく夢中に、ひたすらポンポン、まるをスタンプして、自分だけの遊びが生まれていましたよ。
「ロケット」「さいころ」「オリオン座」「動物の足跡」まで、なんでもあり!が、おもしろいね。
最後は「まるカード」をつくって、みんなで「はい!チーズ」
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「まる」をひとつとってみても、子どもの分だけ、たくさんの「まる」がありました。
日常の中にある「まる」をさがしてみるのも楽しいね。
シンプルなカタチだからこそ純粋に、のびのびと遊びが生まれるのかもしれません。
本を読むだけじゃ、もったいない。絵本から飛び出すあそびが、子どもたちのなかで自然と生まれて、あふれだす。
子どもたちがやってみたい、なってみたいという世界観をもつ魅力あふれる本と、
子どもをつなぐ図書企画を不定期で、交通児童館では行っています。 みんなで「本と、あそぼう」 (もりした)
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《プログラム絵本》
「まるくて おいしいよ」(こにし えいこ/福音館書店/1999)
「まるてん いろてん」(中辻 悦子/福音館書店/2006)
「ごぶごぶ ごぼごぼ」(駒形 克己/福音館書店/1999)